前回の工事ブログから少し時間が空いてしまいましたが、今回も張り切って紹介していきます!
お客様から、自宅の水が出ない!!と連絡を受け伺うと浅井戸ポンプが停止しており水が出なくなっていました。
浅井戸ポンプとは・・・大気圧を利用して水を汲み上げるポンプのことでポンプの先についた給水管の中を真空状態にすることで水を吸い上げる事ができます。簡単に説明するとストローで飲み物を吸い上げるのと同じ原理です。
通常浅井戸ポンプは、蛇口を開くことでモーターが動き水を汲み上げるのですが今回の症状は常にモーターが動き続けてしまい、ポンプが熱を持ち安全装置が働き停止→水が出なくなるというものでした。
原因として考えられたのが、
①水道管の漏水
②圧力スイッチの異常
①の漏水はポンプの二次側配管に取り付けてあるバルブを操作して水の流れを止め、ポンプが止まれば漏水の可能性があり、
ポンプが動き続ければポンプの異常と予想できます。
その場合、故障箇所は②の圧力ポンプの可能性が高く修理が難しい場合があります。
今回のケースでは圧力ポンプの異常が疑わしくポンプも20年を超えて使用していたため交換のご依頼をいただきました。
もともとついていたポンプは、「エバラフレッシャーミニ」という商品でした。昨今の物流の遅延の影響でエバラポンプの在庫がなく同じ形状の「ソフトカワエース」という商品をチョイスし施工。
配管位置が変わらないため置き場所も同じ場所に収まりました。今回は写真の真ん中にある「砂こし器」も劣化のため交換しました。
砂こし器はとは・・・その名の通り地下水に含まれている砂やゴミなどを取り除く為のフィルターで、交換前に使用していたものは内部に取り付けてある網に穴が空いてしまっていたため新しいものに交換しました。
砂こし器は1〜2年に一度程度メンテナンスをおすすめしています。(地域によって水質が違うため頻度は様々です)
ポンプの交換作業が終わったら試運転と確認を行い、屋内にある水栓器具のフィルター清掃を行います。
交換後は配管内の汚れが動き混合水栓やトイレなどのフィルター詰まりを引き起こす恐れがあり、ポンプを交換したのに水の出が悪くなった、なーんて事にならないよう忘れずに行いました。
現在浅井戸ポンプも、昨今の半導体不足の影響による物流遅延の対象になっている商品があり入荷まで時間がかかる場合がございます。
だんだん交換時期かな?と気になっているお客様はなるべくお早めにお問い合わせください!
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